地球の生命に触れる伊豆半島ジオガイドツアー
伊豆ジオガイドツアーって?
ジオとは、大地、地球の意味を指します。
古代ギリシャ語の「ガイア」という言葉が語源です。
ジオをガイドするとは、つまり地球のことを語る人。大地のことを語る人。
この土地を、一つの地球(星)とみて、どのようにしてできたかを話す人のことです。
プロフィールでご紹介していますが、2015年以降、
ジオという存在に興味を持つようになって、
ジオガイド認定を受ける中で、一つ感じた違和感がありました。
自分だからこそ伝えたい、がわかった瞬間
違和感というのは、"このような世界をつくりたい"と
それぞれが描く世界を潜在的にイメージしているからこそ生まれる感覚のこと。
つまり、ジオやジオガイドについて勉強を進める中で、
一般的なジオガイドだけでは自分のつくりだしたい世界が描き切れない、というサインとして違和感が生まれた、と感じました。
ジオガイドでは、地質のことをよくお伝えします。
ここの土地を少しスコップで掘ってみると、こんな土が混ざっている。この地層や石を見てみると、●千年前に起きたことがよく分かる、など・・
もちろんこの視点もとても重要で大切な証拠ですが、
「ジオパーク」=「地質学パーク」だけの印象が強くなってしまっているのはもったいない!、と思いました。
ぼんやりとでも、「地層や石好きの人が興味を持つジオパーク」というイメージであったからこそ、多くの人に広まらなかった理由もあるかもしれないと思うのです。
もちろん、「○千年前にできた事実」や「○○岩でできているからわかる大地の変動」の感動や学びもとても大切ですが、
私は何より、「地球はいま、生きているんだ」ということを伝えたい。
今も蠢めく溶岩や地殻からマントル・・と学びを深めていく中で、地球は生きていることを実感しました。
そして一番に、大自然、植物や動物、私たち人間すべてが"生きている"ものであれば、
この存在を支えている"この星"は、考えてみれば当たり前に生きている存在である、ということにも気づきました。
生きているものが、生きているものを生む。
これは誰もが知っている自然の摂理だと思います。
このことに気づいてから、
きっかけは伊豆半島が与えてくれましたが、
伊豆半島を超えて、地球のことを伝えたい、地球をガイドする存在になりたいと思いました。
日本や世界にもジオガイドはたくさんいますが、
それぞれの地域に根ざしたジオガイド。
地球本体のことはあまり語りません。
"地球は生きている"
この視点にたって、初めてみえて来る世界があります。
だからこそ、私のジオガイドツアーは「地球が生きている」ということを体感してもらえるツアーとなっています。
生きている大地の大きな力。
そこに生まれてきた大自然。
そしてその上に、人が築いてきた地域文化や土地の信仰、神話がある。
ジオガイドツアーは、ガイドが何年もかけて学んできたことを短い時間で、体験的に知ることが出来ます。
地球のジオガイドとしての大地の持つ生命感や土地の成り立ちから知ることについてのガイドはもちろん、
学生時代から民俗学・宗教学を専攻していた私から、その上に人が築いてきた地域文化や土地の信仰がなぜ起きていたのか、までもお話ししていきます。
ジオガイドは、「過去」どうしてそう起きてきたというだけでなく、「いま、地球が生きている」ということを体感することで、あなたの明日。「未来」の一歩も変わってくる。
そんなジオガイドツアー、開催しています。